家族仲が良ければ遺言書はいらない？

残念なことですが
「家族仲が良い＝相続でも円満に解決できる」とは限りません。

本人が亡くなった途端にそれまでの家族の言い分がぶつかり
争いになることも・・・

・長男だから代表して相続をする
・お前は高い学費を出してもらったのだから
　取り分は少ない
・親の面倒をみたといってもたった３か月だけだろう

など

遺産分割の言い争いから
親族関係の断裂につながる例も少なくありません。

遺された家族がそのような想いをしないようにも
遺言書の作成をお勧めします。

また円満な分割協議が行われたとしても
相続手続きのあらゆるところで「戸籍」や「遺産分割協議書」が
必要になります。

もし遺言書（とくに公正証書遺言）があれば
これらの書類の一部が不要になり手続きがスムーズになります。

相続手続きの簡略化のためにも
遺言書の作成はしておいたほうが良いでしょう。